ハワイにパニクルーと行った時の話さ
あっちにパニクルーの友達が住んでた
毒舌じゃないがサバサバした感じの奴でまあ面白いと思ったよ
ハワイで付き合った韓国人の女の子のおかげで韓国語を勉強してたりケーポップを聴いたりしてるみたいで
パニクルーともう一人のカズキってやつがロックンロール好きだったし
パニクルーはいかしたアウトドアやアメカジを好きなのに対してカルバン・クライン好きと来たから色々いざこざはあったが
もう一度くらい会ってみたいな
あのとき僕は気を使いすぎてた
そいつのでっかいベランダで寛いでた時
隣の住人がマリファナをやってた
あとで聞いたけどデニーロだかアルパチーノに似てたらしい
気付かずに話してたら気さくに話しかけてきたんだ
ヘイジャパニーズって笑顔で僕にそのタバコを渡した
きっと夕日がとても官能的で
ハワイの風が僕らの体を包み込んでいて
見下ろす街並みがドラマの様なこんな日だったからこそ
彼はすすめてくれたんだろう
とても太巻きのジョイントだった
ビーチと青い空と海がオレンジに包まれて
街の喧騒は静かで心地いい
僕はドキドキしながら吸おうとした
そしたら凄い剣幕であいつは言ったんだ
ヘイ!ワッツザット!
すすめたおじさんは慌ててどもりながら手を引っ込めて
マルボロの箱に入れ直してまた差し出した
ディ、ディスイズシガレット…ソーリー…
そう言って引っ込んだ
パニクルーはびっくりしてて
家主は俺に説教をくらわした
カズキも引いてた
「明らかに匂いヘンだったじゃん」
僕は友達への謝罪の念よりも
その運命的なドラマへのへんな風な鼓動の高鳴りと
彼への申し訳ない気持ちでいっぱいだった
ついでもらってたコーヒーが一杯あった
そいつに口をつけてると
もう一度かれはエクスキューズミーと顔をだした
そして何度もソーリーとか何とか言ってた
本当に申し訳なさそうに
多分ぼくがそのいかしたタバコを吸えていたら
とても感動的に見えて悲しくて涙が出てただろう
それくらい惨めだった
国際文化を分かち合い分かり会えたかもしれんなあ
もったいなあ
だけど僕がイエスイエスザッツオッケーってイエスの事もよく知らず言おうとしたのに
あいつは一つ睨んでチッと舌打ちして、もう二度とするなよみたいな事を確か怒鳴り追い払った
その日は果てしないハワイで一番かなしい日で
帰ったホテルでロックンロールを流して語り合い
見た夜景とヤシの木はとても綺麗だった
コメント1
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キレイキレイ
その他
ちくしょうミスった
分かり会うじゃなくて分かり合うだったな
2010/01/15 00:01:31