礎なりし薔薇の夢
A
綻ぶ薔薇の蕾から
甘く薫る「生」の息吹に染まる
嗚呼… 君はあの日のままに
時の牢で眠り続けてる
B
月影に照る部屋で
痛みに身を攀じって
幾千の夢を見る
憂いの姫よ、君を…
S
薔薇の棘に抱かれ眠る一輪花
訪れぬピリオドを待ち望んでいるのなら
僕がその鎖断ち切ってあげるから
望まれない結末さえも
全て僕が背負う

A
悲しい夢を見たんだね
君の頬に光る雫 拭って
嗚呼… けれど君が消えた夜
誰も僕ら 生きられはしない
B
悪魔との契約に
縛られた聖乙女
痛みにも 恐怖にも
ひとりで耐えて眠る
S
薔薇の棘に閉ざされ祈る一輪花
冷たい棺の中 怯えて眠る少女よ
どうか その瞳開いて 僕のことを
温かい微笑みを浮かべ 優しく見つめてよ

B
静寂と夜の淵
横たわる一輪花
誰の為 何の為
君だけが泣いている?

S
たとえ全てが滅び 塵に還ろうと
僕は君だけが苦しむ世界ならいらない
どうか泣かないで 契約の楔から
この茨の暗い監獄から
今 解き放つ


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ほころぶばらのつぼみから
あまくかおるせいのいぶきにそまる
ああ きみはあのひのままに
ときのろうでねむりつづけてる

つきかげにてるへやで
いたみにみをよじって
いくせんのゆめをみる
うれいのひめよ きみを

ばらのとげにいだかれねむるいちりんか
おとずれぬぴりおどをまちのぞんでいるのなら
ぼくがそのくさりたちきってあげるから
のぞまれないけつまつさえも
すべてぼくがせおう


かなしいゆめをみたんだね
きみのほほにひかるしずく ぬぐって
ああ けれどきみがきえたよる
だれもぼくら いきられはしない

あくまとのけいやくに
しばられたせいおとめ
いたみにも きょうふにも
ひとりでたえてねむる

ばらのとげにとざされいのるいちりんか
つめたいひつぎのなか おびえてねむるしょうじょよ
どうか そのひとみひらいて ぼくのことを
あたたかいほほえみをうかべ やさしくみつめてよ


せいじゃくとようるのふち
よこたわるいちりんか
だれのため なんのため
きみだけがないている

たとえすべてがほろび ちりにかえろうと
ぼくはきみだけがくるしむせかいならいらない
どうかなかないで けいやくのくさびから
このいばらのくらいかんごくから
いま ときはなつ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

*礎なりし薔薇の夢

応募用に作ったのですが、Vo.女性だったため泣く泣くボツに…
別に宝塚風としてもよかったんですが、断念しました。

悪魔の呪いで眠り続けながら世界を邪悪なものから守っている少女と、呪いが解けたら世界が滅びることを知っていて彼女を助けようとする青年のお話。

閲覧数:157

投稿日:2013/11/17 00:00:08

文字数:1,051文字

カテゴリ:歌詞

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