なり止まぬ鐘 霧の城に隠された魔法の柱時計
止まった振り子が動き出してふたつの針がまた重なる
迷い込んだ無知な小鳥たちが見せられた心の闇底
手に握った鍵を伝い頭の中に響いてくる言葉
震える手で螺子を回していた
無限の檻に囚われた小鳥たちが叫ぶ
時を戻す度に失うものがあることを
でも誰もが描いた夢から逃れることなんて
弱い私たちにできるはずがなかったんだ
なり止まぬ鐘 霧の城に隠された魔法の柱時計
願いを抱いた少女たちの一部を糧に回りだした
辿り着いた無垢な小鳥たちが魅せられた理想の箱庭
塗り固めた空の上で無機質に冷たく笑う振り子に
銀の糸で絡め取られていた
無限の檻に囚われた小鳥たちが嘆く
普遍の理に逆らうことの代償を
どこまでも続く階段に果てなどないと知って
膨らむ絶望が煙となり吸い込まれる
鳴り止まぬ鐘 霧の城に隠された魔法の柱時計
白い文字盤が黒く染まり因果の枷がほつれだした
押し寄せる闇 ねじれた部屋 塗りつぶされてゆく虚像の世界
戻れない時を思い出して 儚く散って 音は消えた
Midnight Pressure
以前作った3拍子インスト曲に歌詞をつけたバージョンです。
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