---陽炎---
ふたりの気持ちは 多分繋がっていたね
悲しむ顔さえ 僕には美しく見えてた
君が傷ついてった
僕は見えていたんだ
君が消えてしまった
僕は救えなかった
君の姿だけを何度も探した
君は泣いてた
心の中で
僕は気づけなかった
気づけなかったんだ
ふたりの待ち合わせ 改札の前僕は
笑顔で手を振る 君の姿探してしまう
夜中話した公園
2人座った電車
落ちた線香花火
横で笑ってた君
どこへ行っても君の姿がちらついて
君が流した涙の中に
僕は映ってなかった
気づいてたんだ
君は泣いてた
心の中で
僕は気づけなかった
気づけなかったんだ
ふたりの待ち合わせ 改札の前僕は
君だけ 君だけ 君だけを探し続けてた
君がいたから
生きていた
世界の隅で
君の笑顔があった
君と生きれた
世界の隅で
瞬く君が
僕には全てだった
それだけだった
夜空の片隅瞬いた
星の光がひとつ消えた
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