見たいと思う程見えなくなって
歪んだ視界が隠していた
浮かんだ白は夏の蒼を
暗くないように照らしていた

「辛い時こそ笑って」
泣き虫な私が強くいられるように
君がくれた大切な言葉と
予報通りの雨

「今日もいい天気だなぁ！」
空も晴れ渡って
曇りの一つ無い空と私で見送ろうって決めたんだ
泣かないようにって魔法をくれたけど
この頬を濡らしているのは降り注ぐ雨だって
誤魔化せなくなっちゃったよ

夢だったり なんて淡い期待も
冷たい服が連れ戻して
止まない雨に少しだけの
ありがとうを零していた　

今日に気付かないままで
最後の最後まで逃げたかった私も
強がりが噓で終わらないように
伝えたいことあったから

あっちはいい天気かな　空は晴れてるかな
手も声も届かない場所で　元気で居られますようにって
ただ願ってるだけじゃ少しだけ寂しいけど
この頬を濡らしているのはやっぱり雨だって

あぁ、いい天気だなぁ！
空も晴れ渡って
曇りの一つ無い空と私で見送ろうって決めたから
絵画のようなその空に触れたのは
呼び止める為なんかじゃなくてただ一つ言いたくて
「また会えるよね」って