お前が願うのならば
酔ったような表情で
足に　首に　額に
接吻をしてやろう　

あるいは嘘（あい）をささやいて
愛おしいお前を
声で　愛し　唇で
喜ばせてやろうか

どっちが先に　溺れただとか
決まってる　お前だけだろ？

色は匂へど　散りぬるを
我が世誰ぞ　常ならん
知りたいか？　もっともっと俺のこと

有為の奥山　今日越えて
浅き夢見じ　酔ひもせず
深くまで　愛そう
イロハニホヘトチリヌルヲ



たとえばすべてを捧げ
俺だけに尽くすなら
花も　美女も　すべて捨て
お前を見てやる

震えた指先眺め
口を舐めて微笑む
だれに？　彼に？　いや俺に　
晒して見せろよ

骨の髄まで　しゃぶってもまだ
足りないと？　馬鹿なやつだな

色は匂へど　散りぬるを
我が世誰ぞ　常ならん
ほしいのか？　もっともっと深くまで？

有為の奥山　今日越えて
浅き夢見じ　酔ひもせず
堕ちたいよ　お前と一緒に
嗚呼



色は匂へど　散りぬるを
我が世誰ぞ　常ならん
ほしいのか？　もっともっと俺のこと

有為の奥山　今日越えて
浅き夢見じ　酔ひもせず
深くまで　愛して
イロハニホヘトチリヌルヲ