『レールの行方』

新快速電車が 目の前を過ぎて
その凄い風圧に 体はのけ反る
吹き荒れた長い髪の毛
スマホの画面は消えて
今まで何を見ていたのか
直ぐには思い出せない
駅のアナウンスを 
上の空で聞いて
再びスマホに目を落とす

これで良いのか?
そうは言っても そうは言っても
何が出来る? 何も出来ないよ


きっと惰性で過ごす そんな日々の暮らし
変えたい気持ちは あるにはあるけど
もっと悪くなったらと
怯えて震えて
今まで何一つ出来ずに
ホームに今日も立っている
ふと空に現れた
飛行機雲を見上げ
再びスマホに目を落とす

これで良いのか?
そうは言っても そうは言っても
何が出来る? 何も出来ないよ


各駅停車が 目の前に止まる
開いたドア 人々の群れ
自分はそう 流れに身を任せる
そして終着駅を 目指して眠る

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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  • オリジナルライセンス

レールの行方

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投稿日:2020/02/10 10:57:50

文字数:365文字

カテゴリ:歌詞

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