止まった時が運ばれてくるのか
此処に来た時が止まってしまうのか
決められる事もなくただそこに在るだけ

暗い暗い倉庫の中 門番は一人
ひっそりとひっそりと彼らは息をする

此処は時と物の終着点
言い換えれば始発点でもある
この世の全ての物があって
全ての物から切り離されている

『タイムカプセル』 呼ばれて開く
閉じ込められていた何もかもが
少し崩れた砂山のようにさらさらと
『タイムカプセル』 知る事も無く
君の次の世界が新しく
広がってるのさ また、いつか。

少し前の話をしようかな
この場所はとても賑やかで居て
その役目はもっともっと大きかった

黒い黒い天井は夜　それでも騒がしく
たくさんのたくさんの出来事が生まれた


此処で起こった事何もかも
振り返れば悲しくもある
どれだけ必要だった物も
捨てられてしまえば今は意味が無い

『タイムカプセル』よ何を経て
君は孤独になってしまったの
都合よく忘れられてなんかして悠々と
『タイムカプセル』今までずっと
皆を包み込んでたのにさ
それが運命と言わんばかり

『タイムカプセル』動き続ける
かつて青い星と呼んだ体少しも変わらず其処に居るだろう
いつまでも『タイムカプセル』知る由もなく
君を受け継いだどこかでさ
見守っているから　また、いつか。