未明 色のない雨が降る
奇跡の起こらない街に
きみが与えた答えだって
いつかは忘れるだろう
嘘つき同士の旅が終わり
時間は戻らないのだから
雨の降り続く街で
ぼくたちは最強だったよね
ふたり見た白黒の映画では
なにもかもが永遠だったのに
*
不在の長さに慣れた夏
揺らすグラス 冷えていく指
きみはあの日うすく笑って
「行かなきゃ」とつぶやいた
誰もが朝を迎えて
ぼくだけが夜の淵に惑う
ひとり待つ水底の千年は
こんなふうに静かなものなのか
*
立ち止まり振り返るたびに薄れていく記憶
ここが地獄ではないのならどこへ迎えばいい
雨の降り続く街で
ぼくたちは最強だったよね
ふたり見た白黒の映画では
なにもかもが永遠だったのに
だけど きみのいない街に
残されてまだ目を閉じたまま
不確かな雨音のシミュレート
(なにもかもが永遠だったなら、)
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