「まだ誰にも言ってない気持ち。
ちょっとだけ教えるわ」



また今日も同じ夢
もう飽きたのアナタの声
キライ すき 抱きしめて縛って ステテ
(LOVE)

そんなアナタ
現実は酷いのね
やっぱり夢では甘い
リアルは苦い
私を知りながらアナタは……


どうして？
ねぇ…どうして？
そんな顔で誘うのかしら？
夢では蜜を舐めさせるのに
現実ではコーヒーを飲ますのに
アナタはナニを私に求めるのかしら



最近夢はますます酷いのよ
なんだかリアルと混ざって
夢が苦いの
リアルはなんだか甘いし…
好き　キライ　きす
フツウ　でも　多分
(LIKE)

やっぱりどこかおかしいわ
アナタが夢以外で私を見つめるなんて
誰かに知られても……


どうして？
ねぇ…どうして？
そんな顔で笑うのかしら？
私の気持ち知ってるなんて有り得ない
私はアナタにナニを求めたのかしら



「有り得ない。
だって私まだ気持ち言ってもいない。
なのになんなの？
夢と現実が混ざってる。
私がおかしくなったのかしら？
でもそれも有り得ない。
私ちゃんと起きてるもん。
貴方はどう思う？」


夢と現実が混ざって
どちらのアナタを信じればいいの？
でもそんなの知ってる
女の子だがら…
欲張りだがら…
両方信じてあげる


どうして？
ねぇ…どうして？
いきなりキスしたの？
夢か現実かわからなくなったじゃない
私を混乱させて楽しんでるの？

甘いのと苦いの
両方好きよ
両方あった方が両方の良いところわかるじゃない
ダメなところ補えるじゃない
ねぇ？いいでしょ？


やっぱりアナタは苦いのね
だけど唇の感触は甘いの
私はアナタにこう呟いてあげる


「だいすき」