空を渡る月舟に君と見惚れ 堕ちるなら
仮令 底に光が無くてもいいんだ
話そう今は 声も無く 悲しい詩も届かない
淡い色で塗り潰して まだ憶えてる
暮れ泥む鼓動に耳を寄せて
さよならの破片を飲み込んだ
鍵をかけた部屋でひとりきり
そこで怯えていたの
怖がらないで 教えてよ
涙が君を巡る
どうか溺れてしまわないで 夜の隅
描いては消えてく 正義みたいだ
海に燃える夏暁を君と見惚れ 願うだろう
やがて終わる旅路の果てには優しさを
ひとひらの花弁を握りしめて
さよならの理由を抱え込んだ
鍵をかけた部屋でひとりきり
なにを叫んでいるの
怖がらないで 教えてよ
涙に代わる夢を
どうか棄ててしまわないで 夜の隅
折れた線を繋いで形を残すように
“誰かを救いたかった そのために生きたかった
でもね 心を引き裂いてしまうの
まだ頑張っているよ もがいているよ”
まるで本当の世界を見ているような輝きで
照らして 影が咲くまで
怖がらないで 教えてよ
涙が君を巡る
どうか変わらないままで 終わりまで
何かを探してみよう どんな夜も
痛みに触れた過ちを僕らは抱いて眠る
どうか溺れてしまわないで 夜の隅
綻びの中にも 答えはあったんだ
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涙の対価 Inst
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