夕に魔とせ 宵に化とせ
結を輪とせ 葉を舞わせ

篭める影は淡く
白に惑う 鈴音に引かれ
揺らぐ髪の柔く
黒い枷を 括りて唄う

秘事など 浅はかな
約束は 契らずに
雨霧の 代となり 供に

昏々と 
眠りのまま 列をはざむ
婚前の混迷に
優しさが花を添えた

こんこんと
赤い紅 白い火の燈る闇間に


閉じた肌は白く
生に惑う 燐華を纏う
流す髪の細く
黒い糸を手繰りて唄う

来世など 浅はかな
望みなど 願わずに
雨霧の 露となり 共に

昏々と
眠りのうた 列を綴る
婚姻の閑静に
優しささえ花を添えば

こんこんと
眠りのまま 列は進む
婚姻の混迷に
優しさだけは 花を

こんこんと こんこんと

白い頬 赤紅さし
燈す 闇夜に

夕に魔とせ 宵に化とせ
結を輪とせ 葉を舞わせ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

燐火

テーマはきつね、で昔に出したものをリメイクしました。
こういう繰り返す音のうたも作ってて楽しいなあと思います。
和風うた。

閲覧数:85

投稿日:2011/02/13 02:12:30

文字数:347文字

カテゴリ:歌詞

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