拝啓、ウィリアム・シェイクスピア様
あなたはきっと知らないでしょう
あなたの作品に憧れ、僕のジュリエットが死んだことを
ひどく濁った林檎を口に含んで息絶えた
『どうか、後を追って。』と
それがどれほど嬉しかったか
ヴィルヘルム・グリムが描(えが)いた
あの黒い髪のお姫様
子供のとき見てた絵本に
世界がまた、恋をする
君に最低なアイラブユーを。
綺麗だと言って抱きしめてスノーホワイトの真似でもしようか
落ちた林檎をかじる
拝啓、ウィリアム・シェイクスピア様
あなたはきっと知らないでしょう
あなたの作品に溺れて僕のジュリエットが死んだことを
ヴィルヘルム・グリムが描(えが)いた
あの赤い頬のお姫様
子供のとき読んだ絵本に
世界がまた、恋をする
君に最低なアイラブユーを。
心臓(こころ)ごとプレゼントしよう
見返りのある愛は望まないよ
まるでロミオみたいに
冷たくなったその身体はあの白い肌のお姫様
子供のとき夢見た物語(はなし)
世界がまた、恋をする
君に最高のアイラブユーを。
綺麗だと言って抱きしめてスノーホワイトの真似でもしようか
落ちた林檎をかじる
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