ハリボテの存在証明は
簡単に作れるし
形だってすぐ変えられる
ああ便利だね

君宛の冤罪弁論は
簡単に作れるよ
悪くないさ僕は
ああ愚かだね

白山羊さんたら読まずに捨てた
吐露の詰まってひしゃげた便箋を

修正が効かないのは
矯正しようとしてるから
なのかな 分からないや
今更どうにもならないのだろう
反省をしたところで
見たい景色はもう
味気ない吐息の残り香なんだろう


かりそめの自己表現は
気分が張って疲れるし
分かち合ったフリばかり
ああ無様だね

尻込みの遅延証明は
自分が書いてあげてたの
全ては胎児が悪いの
さあどうだろね

黒山羊さんたら怖くて咽せた
記号の紡いだふざけた永劫を

問答が儚いのは
信号が無機質に光るから
なんだろ そうなんだろ
今頃に辿り着いた答えに
蠕動もできないまま
行き交う車がまた
情けない音と音をぶつけ合った


分かり切った顔をして
悟り切った振りをして
濁り切った水晶体を
潰してしまいたい衝動に刈られて


賛同ができないのは
僕が戯けた生き物だから
だってさ それでいいよ
正解なんて詐欺まがい
街道の落ち葉達は
帰らぬ時を笑って
破けたスニーカーの
解けてしまった靴紐を見ていた


親善な虚言妄想
ドミノが始まる一秒前
みんな倒れてしまうだろう
ああ綺麗だね
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ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

インク瓶の亀裂

上げ直し。

超抽象的。

閲覧数:177

投稿日:2013/02/16 15:53:02

文字数:569文字

カテゴリ:歌詞

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