“むかし、むかし… とある森に娘がたった一人で暮らしてました。
美しい容姿、白い肌に髪は絹のようでありました。” 嗚呼…
それはお伽の中のお噺 本当は
娘の顔を見た者はいない
何故ならば娘の顔を見るものは 呪いのせいで死んでいった…!
“むかし、むかし… とある森に娘がたった一人で暮らしてました。
見るに堪えない、醜くおぞましい娘は 人を呪い生きていました…”
ひもじい暮らし 食べるのもやっとだった
たまにやってくるご馳走が恋しい
噂を信じた獲物たちがくるのを 娘は待ち望んでいた
はやく、はやく! 美味しいご馳走を早く食べたい…ぐしゃりぐしゃりと。
キドニーパイ、チェリーソースをかけて、やわらかいプディングもお忘れなく…
本当は この娘は一国の美しいお姫様でした
美しいことをいいことに娘は大勢を苦しめ葬った
死者の怒り 呪いをかけられて醜い化け物となったのです
娘は国を追われ独り森の中 今だ人を呪い続けてる
“むかし、むかし… とある森に娘がたった一人で暮らしてました。” 嗚呼…
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