“むかし、むかし… とある森に娘がたった一人で暮らしてました。
 美しい容姿、白い肌に髪は絹のようでありました。” 嗚呼…


それはお伽の中のお噺 本当は
娘の顔を見た者はいない
何故ならば娘の顔を見るものは 呪いのせいで死んでいった…!

“むかし、むかし… とある森に娘がたった一人で暮らしてました。
 見るに堪えない、醜くおぞましい娘は 人を呪い生きていました…”


ひもじい暮らし 食べるのもやっとだった
たまにやってくるご馳走が恋しい
噂を信じた獲物たちがくるのを 娘は待ち望んでいた

はやく、はやく! 美味しいご馳走を早く食べたい…ぐしゃりぐしゃりと。
キドニーパイ、チェリーソースをかけて、やわらかいプディングもお忘れなく…


本当は この娘は一国の美しいお姫様でした
美しいことをいいことに娘は大勢を苦しめ葬った

死者の怒り 呪いをかけられて醜い化け物となったのです
娘は国を追われ独り森の中 今だ人を呪い続けてる



“むかし、むかし… とある森に娘がたった一人で暮らしてました。” 嗚呼…

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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世ニモ醜イ物語。(仮)

マザーグースみたいなちょっと怖い童話をイメージしてみたのですが
考えすぎてうっかり本でも書くのかってくらい妄想してしまいました。

閲覧数:158

投稿日:2013/09/06 06:20:38

文字数:460文字

カテゴリ:歌詞

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