まるでフィクション染みた知らせを
そっと受け止めた日の記憶
何よりも僕が悔んだのは
たった一人 君の存在
さぁ、少しだけ話をするよ
この先歩む長い人生(みち)で
もし僕が君の隣にもう
いないとして そのときに君は
「……たとえ話だよ」
泣き出しそうな君の顔見て
この心臓が嘘を吐けって
僕に言葉を流し込むから
ごめんね ごめんね
夢みたいだよね
あと少しで僕の身体がね
生きることを諦めるんだよ
だからちょっと
フライング気味の 「さよなら」をいま
日々駆け巡る生に対する
執着はほら君の元へ
伝わるよ 笑えるくらいに
この温度を取り込みたくて
「……ずっと一緒でしょ」
泣き出しそうな僕の掌
痛いくらいに掴んだ君の
堪えるような言葉一つが
どうして どうして
世界滲ませる
あと少しの不確かな末路
縋りたくも許されないから
だから早く
言ってあげなきゃね 「さよなら」をほら
小さな僕の決めた道
揺れ動かしてく
だけどもう ここから二人 別れ道だよ
ごめんね ごめんね…
ごめんね ごめんね…
ごめんね ごめんね…
ごめんね ごめんね…
だからね ばいばい
夢みたいだよね
もう少しでこの瞬間が
生きた証たちが刺となり
突き刺すのさ
息苦しさも そのせいかもね
ごめんね ごめんね
嘘みたいだよね
あと少しで僕の身体がね
生きることを諦めるんだよ
だからちょっと
フライング気味の 「さよなら」をいま
コメント0
関連動画0
ご意見・ご感想