魂の蝶の守護者
太陽の桃を食べて
デーヴァローカの
極楽の月宮（がっくう）に住むあなたは天神
あなた自身が
生きて全てを司る万象の神の姿のよう
わたしの心臓の楽園に住んで
甘い微睡み（まどろみ）のような歌を囁く
あなたの甘い歌の結晶の花
翼のようにどこまでも花開き広がる
世界の闇の全てを飲み込む蓮の花
魂の蝶は常にあなたと共に舞う
無限天国の世界へ
八つ裂きの刑にされる花
あなたはその花に舞い降りた救いの天神
虹霓（こうげい）の蝶の魂の門を潜ると
神の色神の音の極楽浄土
慧眼見真 華胥之夢（えげんけんしん かしょのゆめ）
右眼に太陽を左眼に月を見ている
あなたは楽園と呼ばれるに相応しい
翼のようなその瞳は極楽への入り口
その腕に万物が恋をして
その足は地上に花を咲かせる
あなたの甘い歌の結晶の光
陽射しのようにどこまでも雲間咲き広がる
あなたがいる空間が無限天国のエリア
魂の蝶は常にあなたの羽になる
無限天国の世界へ
あなたが石の塊の上に眠っていても
まるで絵に描いた蓮のように見えた
神の見る夢はどれほど美しいか
あなたの夢になりたい
彩雲の蝶に乗りあなたはやって来る
肌で聴くとろけるほど甘い音色を奏でながら
そのほほ笑みは枯れた花も蘇らせる
あなたの口づけで
花の蜜の宇宙に沈む
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