【サビ】
望遠鏡から空を見る　丸く切り取った中きらめく
赤い星が見えた季節を　懐かしいと思い返す


【Aメロ】
吹きすさぶ風　ふわり髪を靡かせて
窓開け　望遠鏡覗いていた影
そんな風景を　夢見て目覚める日々
ひとりは　とても寂しいものだね

【Bメロ】
星を見てれば　気が紛れると
そうして逃げるわけじゃないけど
もしも早くに出会っていれば
そう思ってしまうんだ

【サビ】
望遠鏡から空を見る　あれは冬の大三角だよね
きらきらと目を輝かせ　笑って説明してくれたかな
赤く輝くアンタレスに　まるで子供みたく舞い上がって
夏の終わり空見上げつつ　語った声今でも覚えてる


【Aメロ】
元気にしていますか　僕は少し疲れてる
忙しい　日々の喧騒に呑まれそう
一目会いたいなんて　無理強いしたくなるんだ
勿論　すぐに思い直すんだけど

【Bメロ】
もうどれくらい　経ったんだろう
明るい声ばかり思い出す
辛そうな声　泣きそうな声
現実　目を背けていた

【サビ】
望遠鏡から空を見る　今日は少し雲が掛かっている
キミはこの空を見てますか？　遥か遥か遠いその場所で
いつしか付いた深い傷を　癒してあげられたら良かった
どうしようもないロクデナシ　そう言ってくれても構わないよ


【サビ】
置き去りにされた望遠鏡　…
星空を丸く切り取って　…
そこからキミに繋がればと　…
虚空に並べた言霊を　見つけて繋げて拾い上げて！

望遠鏡から空を見る　過去の光が今も降り注ぐ
キミで頭の中はいっぱい　失敗ばかりで情けないや
どこかで見てくれてるのなら　こんなダメな僕を否定してよ
意味ないなんて知ってるけど　とても辛くて堪らないや

赤い星を見つめながら　「死んだらあそこで輝きたいな」
そう語って笑ったキミは　そこで輝いているだろうか？