あたしがいることで乱れてしまう世界なら
透明に塗り替えてここからは消え去ろう

汚れたフィルターで人と同じ景色を見てた
取り残されて多めに息をはく
同じことをしても何かがいつもずれていく
戻ろうとする度にフィルターは汚れた
一人ぼっちは慣れてるはずなのに
期待したんだ
誰か来てくれると
わがままに望んだ

きっとうまくなんて生きてけないよ
これからも
行き交う人に流されて
ありのままでいいと誰かに言って欲しくて
汚れて見える空の下
多めに息を吸う


知らない誰かの声が大きく重なって
膨らんであたしなんて飲み込まれてしまいそう
輪郭をなぞり存在を確かめた
行き場をなくした感情が絡まる
あたしは意味ないの？

指切り合図で走った記憶の中で
もつれる右足が痛いよ
優しい言葉を吐きだす余裕もなくて
今にも倒れそうなほど苦しさで溺れた

正解もない 答えもない
光さす出口探して
歩む足を止めずにただ
あたしは光を信じた
呼吸をなだめる左手

きっとうまくなんて生きてけないよ
それでも
自分のフィルターを通して
綺麗な空だねあたしの生きる世界は
こんなにも素敵だったって言えるように

歩き続けてく ずっと
あたしらしくいく もっと

涙は枯れるし雨はやんで晴れになった
きっとこれからはいいことが待ってる