ある日、女の子が居ました。その子はリンという名前の女の子でした。
リンは退屈な日々を過ごしていました。
だから、リンは庭にある花を見て、リンは、
(そうだ、あの花に水をあげよう)
と思いました。リンはお花の世話をしたかったのです。
でも、水をいっぱいあげすぎて、お花がくたくたになりました。
リンは気付かず家に戻りました。
次の日、リンはお花を見に行きました。もう、かれる寸前です。
リンは慌ててジョウロに水を汲みに行こうとしました。
すると、お花を散らしてしまいました。リンは初めて物を壊したので、
どきどきしました。そして、お母さんに怒られるのが嫌で、
お花を無視して家へ帰りました。するとお母さんは、
「誰がやったの!?リンがやったの!?」
リンは嘘をついて、
「え~?私知らないよ~?」
と言いました。
「あぁそう。」
とお母さんが言いました。
リンはドキドキして自分の部屋に入りました。
「・・・はぁ、ばれなくてよかったぁ・・・」
と、リンがニヤニヤして言いました。
「明日もまたやってみようかな・・・?」
それから毎日のように庭の花を散らしていました。
久しぶりに外に出た弟のレンは、
「お姉ちゃん・・・何やってるの・・・?」
と言いました。リンは笑顔で
「お花を散らしてるの・・・楽しいよ?一緒にやろう?」
レンは物や人を傷つけるのがとても嫌なので、
とてつもない罪悪感を感じ、それが原因で熱を出してしまいました。
リンは弟のことも忘れ、狂ったようにお花を散らし続けました。
綺麗だった庭も今ではすっかり荒れ果て、冬のような有様です。
そして弟の熱も下がらず、毎日悪化していくのでした。
お母さんは弟のことばかりで、リンは弟のことを妬み、恨んでいました。
そんな時、庭に見知らぬ花が咲きました。紫色の花で、とても禍々しい空気を漂わせていました。まるでリンのような――――――――
いつものようにリンはその花も散らそうと思いました。
その瞬間、風で舞い上がった枯れ葉が花の周りを舞い、吸い込まれてしまいました。リンはとても楽しくて、石や枝、残っていた花や大切なジョウロまでもを吸い込ませました。花はその度にどんどん大きくなっていくのでした。
誰にも気づかれず成長した花は、ついにはリンを超える大きさになりました。そしてこの花は猫や犬、さらには人までもを吸い込むことができたのです。ですが意志があるかのように、リンには危害が加わらないのでした。
それに気がついたリンは、嫌いな物、人を花に吸い込ませることにしました。
「始めは・・・そうだ、レンにしよう。」
病弱で、たくさんの人に愛されて育ったレンはリンにとって妬ましいものでした。ですが昔はもっと別の気持で接することができました。
笑ったり、遊んだりと楽しい思い出もありました。
リンはそれを思い出し、レンを殺すか殺さないか、とても迷い始めました。
すると今までリンに危害を加えなかった花が急に、とてつもない勢いで
辺りのものを吸い込み始めたのです。ついにはリンまでもを吸い込みだしました。
「ちょっと・・・まって・・・!お願い・・・・・・・・・い・・・・・・
いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
リンが消えたその日、禍々しい花も消え、辺りには綺麗な花が咲き誇っていました。まるで」今までのことがウソだったのかのように、とても静かです。
「熱、下がったわね。良かったわ・・・。それにしても、家に女の子は居たかしら?」
お母さんは最初からリンなんていなかったかのような口ぶりです。
「ねえ・・・お母さん・・・お姉ちゃんは?」
「お姉ちゃんなんて・・・あなたには居ないでしょう?」
「え・・・うそでしょ・・・?お姉ちゃん、どこ――――――――?」
とても静かな朝の出来事でした――――――――――
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ご意見・ご感想
enarin
ご意見・ご感想
今晩は!、新作小説、拝読させていただきました!
怖い性格のリンちゃんですが、それを受け継いだかのように咲いた怖い花!。ついにはリン本体も吸い込み、更に(レン以外の人間には)存在そのものも消滅させてしまいましたね。
リンちゃんは自業自得なんですが、外国のおとぎ話では、戒めのためによく見かける残酷な最後なので、良かったと思います。
それでは~♪
2010/03/22 20:12:53