笑いたければ　笑えばいいさ
泣きたいならば　泣き叫べばいいさ

あたしは自由　お好きに闊歩
そんなあたしに　蜜を　頂戴な

甘い　不幸という名の蜜を

この身　蕩けさす程の蜜を
この　世界に溢れる　不幸の蜜があたしの糧になるから

そう　あたしは　ベスパ乗り回し
誰にも邪魔はさせないの　絶対に！

だけど　ホントは知っているわ　不幸の蜜が　クソ苦いってことも


笑いたければ　見下せばいい
泣きたいならば　見上げればいい

あたしは縛られ　動けないけれど
不幸の蜜は絶え間なく与えられる

あたし　どうすれば良かったの？

ホントのコト　口にしただけなのに
「こんな　不味いもん　もう　食べられないわよ！」
たった　それだけの事なのよ


住めば都って言うけれど
あたしには　この城は狭すぎる　嗚呼

あの　甘かった蜜がいつのまにか
気持ち悪い程今は苦い


与えられた自由を甘受してた
あの日々に戻りたい　け　れども

もうね　全てが遅いのね　わかったわ！　

苦い　蜜を　飲み干しちゃおう　ねえ

ねえ　不幸の数だけ蜜がある
なんで　この蜜が甘いと思えたのかしら

ただ　今は　思い出が甘い事に気付けたわ　
それだけなのだけど