過ぎ行く春を惜しむことはすれど
流れる春を僕はただ傲慢に過ごす
そんな景勝はまるで万象だと君は笑った
僕に意味を教えて
焦がれた夏を迎えたことはすれど
流れる雲に思い馳せ緩慢に過ごす
こんな価値観がまるで及第だと君は憂いた
僕に意味を教えて
わかんないから擦れ違うように
わかってるから失う物のように
二者択一の扉の間は何もなかった
桜が散った後に気付く
季節の移ろいと心模様
夏を透かした後に気付く
二度と戻らぬと知りながら
わかんないから擦れ違うように
わかっているから失う物のように
二者択一の扉の間は何もなかった
ご意見・ご感想