どうだってよかった
人らしくいられた僕には
上手く気遣えやしないことなど
とっくに知り得た筈だろう

空白になった後悔
横目で見る暇もなくなっていた

ならば、せめてもの慰めくらいは
良く出来た形で


歯向かう意思はないと
騒がしい部屋を抜け出した

嫌った衝動には蓋を
そんな有様


心のどっかで見放した
進む間に出来た距離に 安堵してんだろう
振り返ることでさえ億劫な僕は

今更もう遅いか
途端に消えそうなあなたを前にして
心無い同情以外 無力に思ってしまった



白紙に戻っていた
思い返すだけの気概もない

いつしか告げた約束だって
形には成り得ないだろう

潔癖になってしまった
この手じゃ何も掴めやしないのに
責め立てる鼓動を振り切る
主人公ぶっては立ち止まるんだ



いっそ全部リセットして
別の誰かと同じ空気を吸って
要らない物ばっか嵩んだ
こんなことなら


夢だって見過ごした
束の間 息をつくだけのつもりで
また踏み出す余裕さえ失ってたんだよ

嘘だって言えないや
不意に消え去っただなんて下らない
仕方ない、異論はない
後ろめたいくらいに



そこにしか居ないあなたの元へ
もう何度向かえばいいんだよ
後回しの台詞はもう
思い出せやしないのに


夢だって見過ごした
束の間 息を止めてみたところで
それでも生きていたいと気付いてしまった

今更もう遅いか
途端に消えそうなあなたを前にして
心無い同情以外 無力に思ってしまった

無力に縋ってしまった

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ここでさよなら

鼻を突くようなタイトルは付けたくないし、あんまりダサいとそれはそれでなんだけど、どっちでもないタイトルって実はめちゃくちゃ難しくないか。

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投稿日:2021/08/09 13:24:19

文字数:644文字

カテゴリ:歌詞

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