僕の“街”はフツウじゃなくて いわゆる大人が“正義”な街
住人達はそれがフツウだと 信じてココで生きている

大人達は子供の“規則”(ルール)で いわゆるゲームのラスボスで
倒したくても倒せない これは覆せない“絶対”なんだ

そういえば近所のお兄さんは この“街”を出て外に行ったっけ
大人達は気にも留めずに 僕ら子供達にこう言ったんだ
「あんな大人にはなってはいけないよ」

僕らは 僕らは 知っていたんだ 大人が隠したい 本当のことなんて
大人が“規則”(ルール)なんておかしいって
この“街”は実験施設だなんて ココに生まれた時から 知っていたんだ


私の住んでいるこの“世界”は いわゆる政府の暇潰しで
飽きたら捨ててポイッで終わる その時がもうすぐ来るんだ 

誰かの親だと名乗る人は 私達にこう言い聞かせた
「大人同士で旅行に行くから 子供はおとなしくしていてね」
そう聞いて意識は遠のいたんだ

大人は子供を寝かしつけ 一人 また一人 “街”を出た
とある大人はこう言ったんだ
「大人は親は何処にもいなかった 
いるのはガキを“監視す”(み)る白衣だけ」


何処か遠くで声が聞こえた 目の前にあった幼馴染みの顔
「はやく逃げなきゃ」 「何処に行くんだ」
「誰にも邪魔されない子供の街」


走った 走った 麻痺するくらい 君が指差す 方角の方へ
遠くに見えた 近所のお兄さん
手を伸ばす 差し出す その手を掴んだ

後ろで聞こえる 戸惑う叫び声
聞きたくない 聞かなくていい 大人の言うことなんて
君を追う 彼を追う ただ走り抜けて
目の前が光った 凄まじい音がした




爆発音がした



ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

end.

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閲覧数:96

投稿日:2012/06/26 17:28:14

文字数:710文字

カテゴリ:歌詞

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