何処か、そこはかとなく輝く月
物憂げな瞳をしたお姫様
「お星様、僕の願いを叶えて」
星は頷く様に流れて消えた

「戻れなくなるよ」 構わない
「解約もきかないよ」 拇印でいいかな
「本当にいいんだね」 契約をしよう
さぁ星よ、今、輝け

何にもいらないの
お金もお菓子も、この願いだけ
嗚呼、あの人のところまで僕を連れて行って下さい

ここは何処だ、だけど見覚えのある
あの人の部屋だ、懐かしいね
溢れてくる涙、帰る事のできない時間を
思い出して体感する、星の願いを

きっと今すぐあの人が
扉を開け戻ってくる
人懐っこい笑顔で
あの女を連れて

赤い花が咲く 裏切りの物語、最後の制裁を
完全なアリバイ、星の願いは揺るがない
契約は完遂された

何にもいらないの
もう生命すらもいらないのに
生きる意味すらも無いのになんで死ねない?

貴女の魂は、契約約款60009条
願いの代償に輝く星になりました。
あと10万年は美しい。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

偏光線上のブリュスター

閲覧数:55

投稿日:2012/05/28 23:23:38

文字数:416文字

カテゴリ:歌詞

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