白い階段が続いている
地下へ地下へと 続いている
そのずっと奥にあるものを
わたしは多分知っている

それは沼 いつか誰かが身を投げた
悲しい記憶が浮き沈み
珈琲色のやみの中


白い階段を降りてゆけない
しかくいランプが消えかけている
目をとじて 耳をすませば
行き着く場所が見えてくる

それは船 蜃気楼だけを乗せている
夜の嵐に誘われて
それでも錨があがらない


歩き疲れて 歩き疲れて
昇りの階段が見えない
もう 何もかも忘れて
長く続く 白い階段

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
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白い階段

高校時代に書いた詞で、ともだちに「病んでるねー」と言われた思い出があります;;
今読み返すとホント、暗い十代の真っ只中だなぁ。今の自分には書けない詞です。いろんな意味で。

ぺんぺん堂さんの三曲目http://piapro.jp/t/Yyqtを聴いて、階段、闇(夜)、水。。。というイメージが浮かんだ時にふと、この詞のことを思い出しました。
この詞は曲のイメージからは遠いですが、この頃の自分に対する今の自分のアンサーソングのような気持ちで書きたいと思ったので、上げてみました(要するに自己満足です)

閲覧数:174

投稿日:2012/07/31 01:26:44

文字数:229文字

カテゴリ:歌詞

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