寝てまた目が覚めて
ただ狭い部屋を見つめるだけ
涙流しながら
飴玉を口に放り込む

走ることさえも
やめてしまいそうな世界
それでも僕は
止まらない

この感情を取り落として
たとえ明日を切り裂いても
果てしなく続いていく
未来の設計図を
描く…

たとえ世界が滅んでも
僕が手を差し伸べるから
人類が思いを馳(は)す
夢の桃源郷さえも
今はもう、ない
おとぎ話さ

見上げた空に浮かぶ
お星様を掴める気がして
見据えた環状線を
望遠鏡を片手に覗くの

あと一歩でさえ
憂鬱になる毎日
考えるよりも
走り出そう

この瞬間を死に急いで
たとえ明日が来なくても
果てしなく続いていく
この先の未来は
ずっと…

たとえ世界が止まったって
僕が手を差しのべるから
時を刻む秒針が
チグハグに回る
偶然、の
運命だから

さあ、進みだそう
彼方へ
敷かれたレールの上を生きているだけじゃ
「「つまんない」」

もしもこの世界の未来が
簡単に見えるものなら
幸せに生きていますか
この声は届いていますか
『どうかな』

遍(あまね)くすべての命が
輝いていれるのなら
悪を倒すヒーローも
こんな小さな物語(ストーリー)も
僕ら、の
憧憬(しょうけい)だから