distance

A
優しく微笑う　あなたの横顔に　触れることさえできなくて
今はただ　冷たく響く　時計の足音を聞いている

Ｂ
白黒に映る２人の影は
僕の瞼に焼きつくこともなく
忘れることも、　想うことさえ
いつかのように　消えてしまった

Ｓ
あなたのゆがんだその泣き顔
その涙に僕の姿は　もう　映らない
途切れたフィルム　つなぐことができず
静かに座る君を横目に
残す言葉さえ何も　浮かばない・・・


Ｂ’
壊れかけた光を　繋げずに
僕の指先　触れることさえなく
悲しむことも　憂うことさえ
いつかのように　できはしない

Ｃ
許して欲しいなんて口にすることはできない
ただあなたに笑っていて欲しいと祈ることさえ
叶わないとわかっていたはずなのに
過去への依存は　　あなただけ
僕は君の隣から　席をはずす


Ｓ
要らない台詞はもうやめよう
その言葉に理由なんて　もう　ないから
途切れた時間　戻ることができず
静かに歩む　別々の道
別れさえ何も　感じない・・・


Ａ
悲しく微笑う　あなたの横顔　触れることはできなくて
今はただ　冷たく響く　時計の足音きいていた