やっと、見つけた 金の枝
この世のモノとは 思えぬよ

八つ、実った 玉の華
「かの代物なら、盗まれた!」

枝は、なんのことは無い 工芸品
盗まれ、消えた 全純金
「どうせ、火鼠の皮衣も、そんなモノ」
そんな風に 彼が、笑ったら
炎が、襲う! 鼠が燃ゆる!
この浮世では ついぞ、見たことの無い様な
不可思議も、未だ 息づいている

龍の、首筋 光る玉
この世の果て迄 波、嵐

龍の怒りよ 底も、無く
あの世の迎えか 神が、鳴く

旅は、なんのことは無い 命懸け
当然、そうさ 箱入りだ
「どうせ、御燕(みつばめ)の子安貝も、掴めない」
そんな、駄目よ! 彼と、願ったら
「貝だぞ!」 眩(まばゆ) この手に 宙に
そう、浮きたった 遂に、天迄も昇りつめ
月、都 消えた 泣きついた夜

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

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※タイトルは、“ぎょく”と読みます







『Tales of TAKETORI』#4

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投稿日:2023/02/14 10:06:31

文字数:344文字

カテゴリ:歌詞

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