「好きな モノを 左の端から
嫌いな モノを 右の端から
並べて僕に 見せてみてよ」
君は笑う「以外と 難しいから」
「ウソつけ 簡単だ そんなの」
そう言いながら僕は 手に取ってみた
コレは好きなモノか 嫌いなモノか
右の端も 左の端も 上手く埋められたのに
真ん中だけ 空洞のまま埋まらない埋められない
例えば 君のことだとか
嫌いじゃない けど好きって言い切れる ワケじゃない
そんなものばかり 溢れてく
「まあ 案外気付かないもんなんだけどさぁ」
「ボクじゃ なくて 君はどうなんだ?
嫌いな モノと 好きなモノとを
キレイに並べ られるのかい?」
君は笑う「そんなの 出来やしないさ」
「マジかよ ズルいだろ そんなの」
「キミが簡単 だと言ったんだ」
あろうことか君は 開き直った
「右の端も 左の端も 上手く埋められないし
だからさ僕 もう全部まとめちまおうと思うワケ」
例えば 君のことだとか
嫌いじゃない けど好きって言い切れる ワケじゃない
そんなものばかり 溢れてく
「まあ 気付かなけりゃ良い話だろうからさぁ」
「僕は こんな 話を今まで
誰にも せずに きたのだけれど
そういやキミに はなしてるね」
君が笑う「ヒミツだ キミと僕との」
明日また 考えようか
ライエ
ライエ(Reihe)というのは 簡単に並べる みたいな意味です。
好き嫌いの二択って絶対難しいと思う←
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