差し出す手を取る白い鳥
あの瞬間(とき)を悔やむべきか?

風音止まぬ 見知らぬ森
傷付き彷徨う白鴉(はくあ)
行く宛てなく途方に暮れる

そんな時 一人の少女と出会う
『こっちにおいでよ』と笑いながら
身体抱えてその場を去る

傷は深く 暫し屋敷(うち)へ留まる
あの子と過ごす 穏やかな日々
続けば…と願っていた

やがて訪れる 元の世界帰す時
僕は受け入れられず帰郷を拒む
憂いを帯びた瞳(め)
乞うことはなく離した

昔の記憶 妖の杜
飛び交う数多の黒羽(くろう)
規律従い暮らしていた

その中に一羽 異質な鳥
白い羽根 赤き瞳で
皆と違う思想を持つ

群れの中で 白鴉(はくあ)は虐げられる
そして彼を敵とみなし
異世界へ墜とされた

居場所なんて無い 孤独に震える
それは僕が招いた自業自得
救いなんかいらないと
思っていた…のに

時は経ち 真の姿で舞い戻る
だけど少女は少し前に
遠くの街へ行ったという

居場所なんて無い 孤独に震える?
僕は決して諦めない どれだけかかろうと
あの日の優しい君に
もう一度会うまでは!

差し出す手を取った白き青年(とり)
二度と戻れなくても……

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

孤独のホワイトクロウ(lyrics)

閲覧数:16

投稿日:2024/03/27 20:29:28

文字数:500文字

カテゴリ:歌詞

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