ヒトメボレ☆ロシアン☆ガール
俺は大学2年生。今日は最悪の日。
2年で必修の第二外国語。前後期通しての一年間。
俺の希望は中国語。講義簡単、楽できると噂のやつ。
だが不運過ぎる。人気あってわずかに定員漏れ。漏れた俺。どうして俺?
そして、二次希望、三次希望も飛ばされて、人気ダントツ最下位のロシア語に決定。
ロシア語マジかーwご愁傷様wとダチにも笑われ、プー○ン死ねと毒吐いてしまう。
だが、だが、神はいたのだ。いや、神様ありがとう。
毒吐きながら初めての講義。時間ギリギリ、ご到着。
席に着くと目の前に、君がいた。
振り返りながら「よろしくね。」と一言微笑むロシアンガール。
ヒトメボレ☆ロシアン☆ガール
初めて聞いた君の声。なんだか可愛くて。
初めて見た君の笑顔。それだけで幸せで。
初めて見つめたその瞳。心を見透かされているようで。
これはきっとヒトメボレってやつなのか?
そんな外見だけで人を判断してはダメだ。
けれど、もう俺の心はロシアンガールに奪われてしまった。
国語の教科書で言うなら赤い実はじけただよ!
週一度のロシア語講義。これが一年間続く幸せ。
彼女に会える喜びでソ連のロケットに乗って初めて月に行った人類のように飛び上がる。
ヒトメボレ☆ロシアン☆ガール
彼女と愛のソビエト連邦を組んで。
真赤なボルシチで心と体を温めて。
愛のロシアンルーレットで心を撃ち抜き合おう。
君はどうしたら俺のモノになってくれる?
この恋はどうしたら叶う?
「ここ、教えてくれる?」上目遣いでお願いしてくる君。そのウルウルの瞳に吸い込まれる。
これはもしかしたら人類にとって小さな一歩でも、俺にとっては大きな一歩かもしれない。君とお近付きになる一歩かもしれない。
こうして俺は彼女にロシア語を教えることになったのだ!喜んでくれる君を見たくて、笑顔を見たくて、俺は超絶ロシア語勉強。
ああこんなにもロシア語を勉強するのが楽しくなるなんて思っても見なかったぜ。
そう、これはきっと脈ありだ!こんなにも頼られて、彼女も喜んでくれて、楽しそうなのだから!
そしてその日は来たのだった。
今夜は夏休み前のクラスのお疲れ様飲み会。
隣に座ったロシアンガール。
「いつも勉強教えてくれてありがとね♡」
「でも、もうすぐお別れで寂しーよ。わたし明後日からアメリカ留学なの。」
え?え?え?さっきから何話してる?
彼氏のアメリカ留学に付いていく?
ロシア語は彼がロシア料理が好きで、作ってあげたのがきっかけ?
君はロシアンガールじゃなかったの?
そうか、最初に月に行ったのはアメリカだった。
今日もロシアには冷たい風が吹く。
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