紅き月　我が唇の如く
燃え上がる様は　ただ妖艶
揺蕩うくらいなら　消えるが良いわ
せめて華々しく　焦げなさい

行く末を彩る　妖花を躙り
足跡は刃に塗れ
崇高な傷に悦に入る民が
我を求める

束縛という名の安堵感と
解放という名の浮揚感を
交互に其方に授けよう
真綿で首を締め付けるように
虜となりて堕ちるが良い

さぁ、跪け
　そして我が足を舐めてみやれ


蒼き星　我が指先の如く
凍てついた様は　ただ冷徹
躊躇うくらいなら否んであげるわ
永久に安らかに　眠りなさい

待ち侘びた刹那の終幕を見え
命の焔さえ嬲れ
酔狂な夜は理を持たず
目合ひ逢おう

背徳という扉を開いて
悦楽という禁断の園へ
今宵は其方を誘おう
然るに我の気紛れな言よ
条理を果てて堕ちるが良い

さぁ、跪け
　我こそはこの地を統べる者


トコヨタルヨハダレノモノ？


束縛という名の安堵感と
解放という名の浮揚感を
交互に其方に授けよう

背徳という扉を開いて
悦楽という禁断の園へ
今宵は其方を誘おう
然るに我の気紛れな言よ

虜となりて堕ちるが良い
　条理を果てて堕ちるが良い

さぁ、跪け
　そして我が足を舐めてみやれ


＝＝＝＝よみかた＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

紅き月　我が唇の如く
燃え上がる様(さま)は　ただ妖艶
揺蕩(たゆた)うくらいなら　消えるが良いわ
せめて華々しく　焦げなさい

行く末を彩る　妖花を躙(にじ)り
足跡は刃(やいば)に塗(まみ)れ
崇高(すうこう)な傷に悦(えつ)に入(い)る民(たみ)が
我(われ)を求める

束縛という名の安堵感と
解放という名の浮揚感を
交互に其方(そなた)に授けよう
真綿で首を締め付けるように
虜となりて堕ちるが良い

さぁ、跪(ひざまず)け
　そして我が足を舐めてみやれ


蒼き星　我が指先の如く
凍てついた様(さま)は　ただ冷徹
躊躇(ためら)うくらいなら否(いな)んであげるわ
永久(とわ)に安らかに　眠りなさい

待ち侘びた刹那の終幕(おわり)を見(まみ)え
命の焔(ほむら)さえ嬲(なぶ)れ
酔狂な夜は理(ことわり)を持たず
目合(まぐわ)ひ逢おう

背徳という扉を開(あ)いて
悦楽という禁断の園へ
今宵は其方(そなた)を誘(いざな)おう
然(しか)るに我(われ)の気紛れな言(こと)よ
条理を果てて堕ちるが良い

さぁ、跪(ひざまず)け
　我(われ)こそはこの地を統(す)べる者


トコヨタルヨハダレノモノ？


束縛という名の安堵感と
解放という名の浮揚感を
交互に其方(そなた)に授けよう

背徳という扉を開(あ)いて
悦楽という禁断の園へ
今宵は其方(そなた)を誘(いざな)おう
然(しか)るに我(われ)の気紛れな言(こと)よ

虜となりて堕ちるが良い
　条理を果てて堕ちるが良い

さぁ、跪(ひざまず)け
　そして我が足を舐めてみやれ