傷つく心 そばにおいて
どれくらい夜を摘み取っただろう
触れた数だけ 線も引いて
手を伸ばしたさきの残香
もう居ない君に 名前をつけて
掠れた喉で歌うんだろう
ねぇ、コーマ。 今度会えたら
いったいどんなことを話そう
祈りと呼ぶには すこし濁った
蒼い口笛で泣く 僕の彗星
何度と 空を飛ぼうとして
落ちて行く言葉 見送っただろう
「ひとりきりで歩いていこう、」
「つよく、つよく、在れるように。」
規則正しい息を わざとずらして
苦しいふりで 歌うんだろう
ねぇ、コーマ。 今度会えても
変わらないままの 僕で良いなら
願いと云うには 薄ぼけた色
顔をしかめた花を ただ見ていただけ
ねぇ、コーマ。 今度会えたら
いったいどんなことを話そう
恋と呼ぶには すこし濁った
蒼を抱えて落ちる 朝の底まで
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