ASTRUMはCAELUMの中心。
世界の芯としての機能を宿している。
海の上に浮かぶ大陸で国の中心にある王宮は
湖の真ん中に建てられている。
天帝によって国土を治めしものREXと
REXを支え世界の理を授かる
REGISによって成り立っている。
アリスをこの国に召喚(よ)んでから、
アリスと弥生の体には異変が起きていた。
胸元に大きな刻印が現れ、
次代の国の要となるべく
国を導くための力があふれてきたのだ。
強大な大きな力に弥生は怯えながらも、
小さな姫“アリス”のことを心配する。
弥生がなんとか制御できる巨大な力を、
アリスは受け止めることができるのかと…。
小さなころから夢の中の逢瀬で愛情を深め、
身体が力に耐えきれるまで成長してから
召喚ぶというのがいままでの習わしだった。
今回はアリスの心を守るために
召喚せざるを得なかったのだ。
幼い彼女が制御できると信じ、
彼女が制御するための
師をつけることを両親を話し合った。
ノックの音が聞こえ弥生はそちらに顔を向けた。
「弥生君、溜息なんてついてどうしたの?」
わずかに漏れた溜息を聞いたユリウスが尋ねる。
「アリスの心を守るためにこっちに召喚んだけど、
これからが心配になって…」
「何ばかなこと言ってるの!?
あの子はまだ小さいけれどREGISとして選ばれたんだよ!
君の半身で、天帝が選んだ子なんだ。
まだ陛下たちもいるんだから気負わないで
君が守りながら、一緒に成長していけばいいんだ!!
さあ、目が覚めたから逢いに行こう」
すべてのREGISが国民に感謝されたわけではない。
現REGISである母だって鬼の一族の血を引くということもあり
表立ってはなくなってきたが、
不穏分子が残ってることをわかってるから、弥生は不安なのだ。
慕ってくれている仲間たちとともに
頑張ろうと心に決め、アリスが眠ってる部屋へ足を運んだ。
Innocent Baby 第漆話
このInnnocentBabyの設定を使って友人たちと
小説を書くことになったこともあり、続きを書いてみました。
まだまだ設定がきちんとできてないこともあり
次々と書き進めることはできませんが
一歩一歩のんびりでも進めるよう
温めながら書き進めていきたいです。
今回の話は弥生君の不安をまとめてみました。
うまく表現できてるか分りませんが
長い目で応援してください。
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