ネオンテトラ/零星霜(inst)
歌詞
虹の架からない褪せた雨上がり
結びを解くように滲んで
君を伝って揺蕩った雫が
酷く美しかったの
悪い夢を見たような
一人きり憂える君の影が
泡に溶けて消えてゆく
満天の光を流れてゆく
瞬きの夜明けに
星屑が溢れた
空を泳ぐネオンテトラのように
何処までも笑って
冷たい水槽を抜けて
またね、なんて言わないでくれよ
欠けた思い出を継ぎ接ぎにしたら
もう一度君に逢えはしないかな
僕の心じゃ留められない程
強く願って仕舞うの
「ごめんね」なんて
互い生きる言葉を紡ぐ
君清きに月宿り
杞憂であれと乞い叶わない
潤んで咲いたまま
君は散ってゆくんだ
空を泳ぐネオンテトラのような
その声が嫌いだ
まだ忘れられないんだ
どうか夢だと謳ってくれよ
嗚呼
ねぇ君が此処にいて
僕の声が届いて
それでも世界は止まらないでいる
「いつか、幸せでね」
まだ覚めたくない夢の
夜が明けて雨が上がってゆく
明日を願う程
僕らは沈んでゆく
空を泳ぐネオンテトラのように
君の目が閉じても
鮮やかに思い出すよ
宝石のように生きた世界を
またね、なんて言わないでくれよ
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