A
人混みの中動けずにいた 傷つき失う事恐れて
持っている言葉は少なくて 微かな声は届かない
向こうの友の背中 触れるには遠すぎた
知らぬまま来た君は 「光が見えない」と一粒

B
何も無ければ伸びていけない僕ら 「思うだけじゃ…」俯くそばで
「私たちも同じよ」と寄り添って芽吹く 小さな双葉

S1
確かに踏みしめた跡にその草は芽を伸ばす 君が歩いてきた道のり嘘じゃないから
華やかな道にはできないけど 小さく花綻ばせて

S2
誰かに踏まれて弱さを知り また踏まれて強さを知る
君が思うより君は強いよだってほら 前を見る眼差しまた一つ輝き増えた


A
人混みのまま流れていた 傷つき失う事恐れて
視界の端の動かない影 他人事(たにんごと)と通り過ぎた
同じ顔 アスファルト 紛れて消えた感情
「歩かない」代償は 志慮と大切だった何か

B
平穏には生きていけない僕ら 「もう遅いよ」落としたそばで
「貴方だけじゃないよ」と足下で芽吹く 小さな双葉

S1
ここから始まる新たな君の道を進もう 足りないものは一つずつ拾い集めて
昨日よりも綺麗な青空で 明日(あす)の道を歩くために

S2
踏みつけられて涙を知り また踏まれて笑顔を知る
先見えぬ道何度も迷い遠回ろう 君の心が求める未来の君に会いに


B
重過ぎる荷にも耐えられない僕ら 潰れて枯れてしまう前に
そっと支えてやれる 存在に僕はなりたい

S1
僕らは踏まれて生き抜く草のようなものだから その分だけ自分を誇りに思ってこう
さあ行こう君だけの速度で 歩きやすい生き方で

S2
誰かに踏まれて痛みを知り また踏まれて温もりを知る
君と共に歩いてく その足跡を守るように
夢目指し 躓いて また泣いて 乗り越えて 空へ伸びるオオバコの軌跡導く君よ

強く生きて 笑って生きて

君が信じる道を

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

オオバコ

植物のオオバコがモチーフです。
オオバコは人通りが多いところを好み、適度に踏まれる事で生長するそうです。踏まれない場所では周りの背の高い植物に光を遮られ、負けてしまうのだとか。
また、オオバコの花言葉は「足跡」「足跡を残す」などだそうです。
そんなオオバコと、生きていく中で出会う様々な試練を乗り越えて成長していく私たち人間。
似ているなぁと思い、双方を絡めて書きました。

追々作曲する予定です。

閲覧数:91

投稿日:2011/07/19 00:29:59

文字数:781文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました