
サヨナラ託したあの空
あなたは笑ってなかった
二人を避けて落ちる雨に
のばす手の平
離れたはずだったあなたの
その手がここにあるようで
温もり拭い掃いたくて
傘をどかした
「あなたを信じていいですか」なんて軽い気持ちで
言わなければ信じていられたかな
許せてたかな
あなたが望んだわたしはどこにも いなかったのかな
これでいいのかな
悪いのかな
会えない時にも会いたい想いに気がついて
気付かないフリをしてくれる
そのあなたのやさしさ
思えばあなたはいつもそばにいて
そばにいなくて
気づいていたのに放したくなくて
まだ消えなくて
雨の中では目も開けられなくて
二度と会えないあなたの後ろ姿を諦めた
思い出す度にあなたの姿は揺らめいて
サヨナラ託したあの空の先に答えはなくて
つまずいたままのわたしにあなたは気がついて
目も合わせずに去っていくそれはあなたのやさしさ
さいごのやさしさ
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