3.光センサーの設置
こうしたボール・ストライクの判定の曖昧さは光センサーを設置することによって簡単に解決する。そこでまずホーム・ベースのピッチャース・プレートに面した上辺43.2センチの辺に光センサーを横1列に埋め込む。ホーム・ベースの捕手寄りの30.5センチの2つの辺にも同様に1列に設置しているのは、ストライク・ゾーンをカバーするのは、これで十分であるからである。直角に曲がる変化球でもあればセンサーの間をすり抜けたり、ホーム・ベースの捕手寄りの三角形の後ろをかすめたりすることがあるかも知れないが、物理的にはあり得ないことである。
光センサーはあらかじめ登録され、コンピューターに記録された選手のストライク・ゾーンの上限と下限に合わせて反応するようになっている。当然背の低い選手のときの光センサーの上下幅は小さく、背の高い選手のときの光センサーの上下幅は大きくなる。
そこで、ホーム・ベースに埋め込まれた光センサーが選手ごとに登録されたストライク・ゾーンにボールを感知した場合、スコア・ボードのストライクのランプがつき、そうでない場合はボールのランプがつくことになる。
バッターがバッター・ボックスの前に立とうと、後ろに立とうと、ホーム・ベースに設置された光センサーが正確に反応する。光センサーはバットが通過した場合も反応するので、ハーフ・スイングによって、バットがホーム・ベースの捕手寄りに10センチほどの間隔で設置された光センサーを通過した場合も、ストライクのランプがつくようになっている。ホーム・ベースの前の方に立つとハーフ・スィングの判定で不利になり、後方に立てば有利となる。
かくしてストライク・ボールの判定は、一点の曖昧さもなくなり、球審は巨人びいきであるという疑惑は完全に払拭されるのである。また、このセンサーを各球団が練習グラウンドに設置し、キャンプで使用すれば、ピッチャーもバッターも正確なストライク・ゾーンを確認しながら、ピッチャーは体で正確なコントロールを体得し、バッターは選球眼を養うという合理的な練習ができる。
いずれにしても光センサーによるストライク・ボールの自動判定は、球審の癖や気まぐれでボール・ストライクの判定が左右されず、ボール・ストライクの抗議で試合がだらだらと長引かないという、まさにプロ野球にとって革命的な公明正大なシステムであり、同時に球審の過大な負担を軽くするものである。
毎年、春のキャンプシーズンになると、審判がキャンプ地を訪れ、審判自身の練習もかねて、キャッチャーの後ろに立ってボール・ストライクをコールするかたちで各チームのピッチング練習に参加する。
こうした練習への参加は、当然球団のあご足つきであるから、審判が巨人贔屓の判定を下すような下地が作られるとするならば、この時期における巨人との癒着、すなわち巨人のキャンプ練習に参加した場合の破格の報酬が考えられる。キャンプ地への光センサーの導入は、こうした疑惑を払拭するものである。
ところで、本塁(ホームベース)の素材については、以下の規則がある。
(公認野球規則1.05)「本塁は五角形の白色のゴム板で表示する」
この規則は以下のように改正する必要がある。
(公認野球規則1.05の改正)「本塁は五角形の板で表示する」
つまり、ホーム・ベースに光センサーを埋め込むためには、全面白色という規則は排除し、また素材もゴム板であることを削除する必要がある。また、アウト・セーフのクロスプレー用にホーム・ベースの斜め上方と地上の三方向に計6台のビデオカメラを設置する。
三方向は下図のように本塁審判の真後ろ、および一塁方向と三塁方向のファウル・ラインの延長線上、である。
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