がらん、がらん、がらんどう
わたしのこころはがしゃどくろ
ほねだけおおきくなかみがない
かわもなければにくもない
がらん、がらん、がしゃどくろ
あるひだれだかきがついた
かたかたわらうがしゃどくろ
のどがないからかたかたと
ふしぎにおもっただれだかは
うつほのなかにこえなげた
がらん、がらん、おとがなく
がらん、がらん、ほねがなる
なぜだかおちずになりつづく
うつろなくうどうおとひびく
おとがなくなくうるさくて
がらん、がらん、がしゃどくろ
なれないおとがみみざわり
おとのもとがうとましい
にげてはなれておちついた
おともやがてはなりやんだ
がらん、がらん、がしゃどくろ
わたしのこころははりぼてで
ほねだけおおきくからっぽで
なかみなんてありはしない
かわらずずうっとからっぽさ
静かになった毎日で
おとがなくなくおちついて
なぜだかとっても寂しくて
音が無く無く悲しくて
気が付きゃ何故だか泣いていた
声も無く泣くがしゃどくろ
無いはずの胸が痛んでる
無いはずの目が熱を持つ
涙を拭えば指がある
そうだ私は人だった
声も無く泣くその人は
怖がりなだけの人だった
はりぼてだったがしゃどくろ
人でないのは楽だった
一人で居るのは楽だった
ひとりぼっちのがしゃどくろ
寂しいけれど楽だった
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