グッバイ
星も僕も飲み込んで大都会
朝を待つだけならどこまででも行こう
夜の果てに

ヒールが鳴らす
ガラスの街に刻むリズム
夜月も眠るビビットな迷路
巡る思考がノイズに溶ける

ここじゃない
今じゃない
またそんなことを
呟き歩いた染まる午前2時
誰かがこの手を引いてくれるのを待つ僕に

グッドナイト

夢も嘘も溶かして大都会

息もできないくらいのスピードで

明日を望むならいっそどこまででも行ける

夜の果てに

ひとり彷徨うネオン街
眠るまで終わらない
ビルの隙間をすりぬける
星屑のビート
冷めたカフェイン
心にしみるほど
絡め取っていく


誰かではない僕の願い
曖昧なまま

鏡越し見ていたぎこちない作り笑い

それでもまだ信じたくなる東京
ここは夢の中

溢れた声を溶かしていく夜
喧騒を歌う街は今日も

グッバイ
星も僕も飲み込んで大都会
これ以上ないくらいのツクリモノで
朝を待つだけならどこまででも
空が明けるまで


夢も嘘も溶かして大都会

息もできないくらいのスピードで

明日を望むならいっそどこまででも行ける

夜の果てにさよなら

モノクロの視界に色を混ぜて
傷跡もいつか地図になった
偽りの空に星を並べ
本当の僕を今、描き出すよ

溢れた声を溶かしていく夜
喧騒を歌う街は今日も