交差点を俯いて渡る
理想と程遠い現実に,追われては
あたりまえながら、悲観しては
ため息交じりで家に帰る
「そういえば最近ゲームしてないな」
つぶやくと反射的に思い出すあの色


おもむろにひっぱりだす赤白の幻想投影機
スイッチ入れると画面がトリップ
翔ぶよ

サビ
全身を駆け巡る
懐かしい感覚 8 bit world
コイン集めたり魔王倒したり
夢にあふれる宝石箱

空想の彼方から
舞い降りた幻想の 8 bit world
奇跡の時間を無我夢中で走りまわる
まるで子供の頃のように


交差点を上機嫌で歩く
見るとそこには謎の少女が立っていて
こちらに目をあわせきては
「画面の中に入ってきたのね」
言うと近づき僕の手をとり
駆けだす
たったらったったらったらったっ


そういえば昔近所に越してきた女の子と
しょっちゅうゲームなんかして遊んだりしたな

「大人になると楽しいことは少なったよ」
すると
「相変わらず悲観的だね」って、

微笑む

サビ
電子色の街を
きみと駆けまわる8bit world
カプセル積んだり、バイクで転んだり
なんでもありな夢の世界

不思議な果実を食べて
気ままに遊び尽くす8bit world
きみと過ごす楽しい時間に
つらいことなんか、
どこか忘れそうで

駆け巡る
懐かしい感覚8bit world
氷山登ったり、事件推理したり
あの頃の気持ちよみがえる、
そうだ
きみはあの時の...
「久しぶりだね、楽しかったよ」
そう告げると僕の頬にキスして
エンドロールに消えてゆく




【現実に帰されて、僕はふと思う】

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

8bitのファンタジー

閲覧数:134

投稿日:2012/06/19 19:20:34

文字数:686文字

カテゴリ:歌詞

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