湿度を増した風をその身に受けて
揺れてる、過ぎ行く春を惜しむ藤の花びら
速度を増した鼓動この身に宿し
走ろう、約束した、花が覆うあの丘へ

息を弾ませ君の手を
繋いで野辺歩けば
紫に染まる世界
一夜の夢　

さあ、咲き誇れ鮮やかに
風に揺れる藤の花びら
永久（とこしえ）に繰り返す春の幻
古（いにしえ）の和歌（うた）のように
君のことを想フ言葉で
いつまでも呼び合っていた
夜更けまで

角度を増した月の光浴びて
揺れてる・過ぎ去る春を送る藤の月影
温度を増した頬は色鮮やかに
踊ろう、約束した、君が好きなあの歌で

息を弾ませ君の手を
繋いで野辺廻れば
紫に匂う世界
泡沫の夢

そう、咲き誇れあでやかに
天を覆う藤の花びら
永久（とこしえ）に巡りゆく季節惜しんで
絡みつく蔓のように
君のことを強く抱きしめ
いつまでも佇んていた
夜明けまで

00:00 / 04:38

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夜の藤の歌

稲敷常州

MEIKO生誕祭に寄せて、得意の和風曲をお届けします。お題は「藤」です。藤は桜に次いで人気のある和風の花ですが、特に大きな藤は天を覆うように一面を紫にするほど迫力があります。亀戸天神や足利フラワーパークなどで満開の藤を見て、曲にしてみたいと考えました。藤の華やかな雰囲気が少しでも出せていたら幸いです。

投稿日：2020/11/05 22:30:10

長さ：04:38

ファイルサイズ：8.5MB

カテゴリ：ボカロ楽曲