いつもの坂道同じ空を見上げた
ねえ君の目には何色に映る?
足元に咲いた小さな花の揺れに
目を向けるかそうじゃないかの違い
いつからか感じた違和感に
目をつぶっていたけど
レンズ越しの君に
ピントが合わなくなってきたの
繋いだ手が解けない様に速めた歩調にすら君はきっと
気付きはしないね
君の隣にいる事の意味がぼやけ出した
あの帰り道私は笑えていたの?
過ごした時間は嘘じゃなかったし
寄りそう心も全部真実だった
切り取った笑顔はいつか二人を責める
同じ世界を生きられなかった事を
本当は一緒にいたくって
だけれど苦しい
愛した日々達が色あせて
思い出になる前に
繋いだ手を解いた時貴方の顔を見る勇気は無くて
俯いてしまった
さよならも何も言えない弱虫でごめんね
優しい君はそっと背を向けた
離れていてもきっと君を想い続けるよ
傍にいる事は出来ないけれど
まだ残りのあるフィルムを引きだしにしまった
続きはいつか君とが良いから
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