最後に一言を
告げず、終わる
失ってしまった刻は
戻りはしない

サヨナラは告げれずに
だが道は続く
閉じ込めた時の中
僕は歩く

終わり告げた世界の中
ただ一歩、一歩、歩むように
そっと去って逝く僕も
一歩づつ、一歩づつ、ゆこう

回り始めた刻の中で
ただ一人、一人、呟くように
ふとサヨナラを告げた
「ありがとう、ありがとう、ごめん」

置いてきたものを
もう二度とは取り戻すことは
できなくてそれがどうしても
少しだけ、少しだけ、心残りだ
   
僕が遺した物は決して
多くはないんだけど
誰かの心にほんの少し、
少し刺さってくれると良いなって


静かに雪降る中
僕は歩く
静かなこの世界は
皆に平等で

動き出した刻は
回り続け
過去へと歩く僕を
置いていった

去りゆくその景色の中
ふと一つ、一つ、思い出すよ
最後に告げた、ただ二言
「また会えるからさ、またね」

積もる雪を踏みしめるように
ただ一歩、一歩、歩みゆく
置き去りにしてきたものを
取り戻すことはできない

今はひたすらこの長く
先の見えない道を歩く
この手に残った思い出は
少しづつこぼれ落ちる

僕が遺した物は決して
多くはないんだけど
誰かの心をほんの少し、
少し温めてくれたらいいなって


刻を止めた魔法が
終わる終わる
閉じ込めた刻の中
沈む沈む

終わりゆく僕には
先は無いが
最後に一つだけ
貴方に幸あれ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

Regret

心残りはあなたのこと…。

閲覧数:31

投稿日:2021/12/17 03:10:21

文字数:599文字

カテゴリ:歌詞

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