等身大のミラーの中の君は
多過ぎる屈辱を味わってきた

 君は視線を遥か遠くへ置き
 透明な水晶体を白く染める


やがて片手にナイフを握った君は
光る刃先をじっと見つめる

 不意に君は黒い笑みを浮かべて
 頭中に走る命令を施行する

  僕はまるで見世物でも見るように
  その一部始終を楽しんだ
  目の前で綺麗な液体が噴き出し
  君はゆっくりと倒れていく


  僕はもうすぐこの世から消滅出来る
  自分の胸に刺さったナイフを見つめながら…
  鏡に飛び散った血液を見つめながら…
  ミラーの中の君の死を見つめながら…
  雫で濡れたふたりの水晶体を見つめながら…

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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鏡の中のHumanism

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投稿日:2014/04/20 01:16:51

文字数:289文字

カテゴリ:歌詞

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