紫煙に濁る香水の香りと 爛れた景色が混ざる 広がる
くたびれたまま散らかした部屋では あなたの残り香だけが歪で
嫌ったようなふりで 縛ったあなたのこと
愛して?どうして? くだらない押し問答
笑って繋いだ手も 黙って背けた目も
すべてが無意味で 独りよがりの芝居ね
感情、視線、その心も ただわたしだけのモノにしたいの
こんなワガママも愛嬌のうち
お願い まだこの夢から醒めないで
零れた愛が朽ちるまで あなたの中で
わたしの形が崩れないように
抱き合って 絡み散った 無機質な言葉で
あなたを繋ぎとめて
回る世界 あと僅かモラトリアム 日常の中で蠢く虚実に
ほんの少しの真実を垂らす 不愉快な正論なんていらないから
今この場であなたの首元 愛の牙を突き立ててあげる
甘え上手で意地悪な嘘
お願い もう少し夢を見続けさせて
重ねた指の隙間から あなたを覗く
わたしの笑顔が暴けないように
転がって 砕け散った グラスの欠片で
アカシを胸に刻んで
零れた愛が朽ちるまで あなたの中で
わたしの形が崩れないように
自己陶酔 過剰反応 劇薬の甘言
あなたが満たしてほしい
身勝手な愛が朽ちるまで あと少しだけ
あなたの形を焼き付けさせて
愚かで ただ純粋で幼稚な言葉で
わたしを繋ぎとめて
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