朝の日で目覚めると 濡れている目尻と頬に
触れる度 流れてく大切だった記憶

感傷を 振りきって 手に入れた 冷静さ
これでもう君の前 突然に立ったとして
込み上げた 悲しみで 心に雨を降らす
こともなくなるだろう 何事もないように

真実さえ 傷つくなら いっそ全てを捨てて生きよう
なんて理由 後で付け足し 自分に強く暗示をかけた
でもほんとは ただの欲で 君を閉じ込めむちゃくちゃにして
いたいと同時 できない自分 揺れる愛と欲の中で傷ついた

君の笑顔は心の ドアを 閉じた


夕焼けを眺めると 痛くなる目頭おさえ
思い出す 僕たちは傷つきながら笑う

ずっと前 投げ捨てた 僕の欲 愛情を
諦めようとしてた 誰かを想う心を
君がいま 手にとって そっと大事に抱いた
救われてる気がして すぐに頭(かぶり)を振った

幻でも いいと思う ずっと夢見続けていれたら
もっと君と いられたのかな 月夜に問うた言葉は溶けて
濡れた瞳 星の光 ゆがんだ世界とても綺麗だ
震える手で 解(ほど)いた絆 虚ろな心に涙をためる

君の笑顔の代わりは 永い 時間

願い 望む その先にはもう
色褪せた世界だけ
くずれかけたまま止まっている夢
背を向けて進みだす

ほんのすこし 勇気もって 泣きながら告げたさよならさえ
すぐに過去に なって過ぎてく のならば君とのことは全て
ドアの向こう 心の奥 棚にかざった写真のように
思い出に変え 大切にして 僕はまた君と違う道を行(ゆ)く

君の笑顔忘れない だけど きっと

棚の写真は増えてく だろう

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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今を越えて

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投稿日:2010/01/30 12:42:05

文字数:671文字

カテゴリ:歌詞

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