1、7月24日

2、芸術ぎらい
ねえ、貴方分かっているのでしょう
本当は分かっているのでしょう
自分の色を隠し続けていること
ねえ、貴方恐れているのでしょう
本当は恐れているのでしょう
誰も見ないわその画面端の黒

愛している、愛している
愛しているはずだった
だのに、首を締め付ける何かがいる
虚しいが止まないわ

みんな殺してやりたい
救ってやりたい
潰してやりたいなあ
そう思ったって別にいいだろ
どうせ思うだけだからさ
人間皆馬鹿だ
馬鹿にしたいんだ
頭の片隅で
そう思う私はきっと馬鹿みたいね
人間皆刺す

ねえ、何を求めているのでしょう
何を求めているのでしょう
壁に飾られているキャンバスの裏に
ねえ、何を求めているのでしょう
何を求めているのでしょう
舞踏でも見れば満足だっていうの

あっはっは
可笑しいわ
道化た色でお化粧をしているの
貴方の中の濁りが見たい
その方が原色の嘘より素敵

ああ、
何も見てはいないのでしょう
何も見てはいないのでしょう
ああ、
何を求めているのでしょう
何を求めているのでしょう

もう終わりにしましょう

みんな、みんな救ってやりたい
救ってやりたい
救ってやらないとなあ
そう思ったって何になるのか
どうせ誰かは死ぬのにさ
あっはっは
くだらない
私の白で全部を塗り潰してみたい
内臓から絵の具を絞り出して
貴方というキャンバスを汚しましょう

ああまだ描きたい
あっはっはくだらない
ああまだ生きたい
あっはっは止めどない
ああまだ描きたい
あっはっはくだらない
ああまだ描きたい
ああもう死にたいわ

3、ソフトクリイム
ああ、どこかで間違った?
踊れ、らりらった
鎖で繋がれた飼い猫が
意気地無い色で飾ってるにゃあ
ああ、どこでもらりらった
行先は間違った?
きっと、この努力もいつか
報われてくれるでしょう

賢い振りなどやめましょうよ
隠しても無駄よ貴方の無知
八百長だなんて百も承知
花の裏の裏を読んで頂戴

脳みそ溶かせ
貴方の中の醜い獣
姿晒せ
混ぜれば黒く染まってくだけよ
つまらぬ色で着飾る絵ばかり
息くらいじゃ消せない灯り
真っ白な頭はきっと
仄甘い甘い甘い甘い甘い
ソフトクリイム

さあ歌え、らるらった
命は軽かった?
夏に染まる殺人事件
正当化する歌姫
ああ、踊ろう踊ろう
おどろおどろしい世界の上で!
きっと、この努力はずっと
報われやしないでしょう

頭の悪い歌詞でいこうぜ
不気味に嗤う髑髏
熱いプロポオズを待ちぼうけ
言葉の裏の裏を読んで頂戴

I can speak.
誰も知らぬ言の葉を芽吹かせ
I can speak.
花はどうせ独りでに咲くわ
Can you speak?
誰も知らぬ言の葉を芽吹かせ
Can you speak?
花はどうせ独りでに咲くわ

頭溶かせ、頭溶かせ!
不協和音で踊れ、踊れ
筆を取ろうともしない貴方は
そこで突っ立って見てて
ああ、人生は夢だらけ!
孤独の埋め合わせをしよう
世界はトッピング程度の才と
運と人脈が全てだもの

さあ、脳みそ溶かせ
貴方の中の醜い獣
姿晒せ
混ぜればどうせ気づかれないでしょう
振り向かぬ烏合に痺れ切らし
お化粧部屋に入り浸り
真っ黒な心におっと
ほろ苦い苦い苦い苦い
嘔吐、スリイプ
脳みそ溶かせ!
貴方の中の醜い心
おいでませ
混ぜれば黒く染まってくだけよ
つまらぬ色で着飾る絵ばかり
水浸しで消えていく灯り
真っ白な頭はきっと
仄甘い甘い甘い甘い
ソフトクリイム

4、海は茜
足の裏をかいた砂に目を覚ます
私はどうしてか海岸に立っている
海岸に立っている
海岸に立っている
海岸に立っている
理由は知っている

さざ波、落ちる夕、落ちる夕
さよならばかり沈み
ただ一歩が踏み出せない
彼方に雪崩れ込む、夢現
夢に溺れ息をしないでいる
ねえ、愛してるって言って。
言って。

秋にこびりつく夏を剥がせ
ラブソングで人生を満たせ
この吐き気も黒も全部
包める程の愛で縛れ
作品が塵にしかもう見えない
その気持ちが私の罪だ
だから海岸に立っている
海岸に立っている

さざ波、夕落ち、海は茜
さよならばかり零し
ただ一歩も動かせない
彼方に茜追う暮れ、進む
夢に溺れ息をしないでいる
ねえ、愛してるって言って。
言ってよ。
愛してるって言って。

海岸に立っている
理由は知っている
身体を投げ出せないまま
心だけ溺れている

5、ア、
あ、
秋、青、貴方、茜、
淡い夏が染み込んだような
匂いがこびり付いた葉のさざ波
あ、
赤、あの向こう、灯り
浅い秋の静けさに酔い
独りで赤く染まる頬の手触り

正しい言葉が呪いに見えたのは
間違っているの?
正しい言葉が呪いに見えたの

侘しさに夕
夏の影息をふっと吐いて
秋が世界を嘲笑って
寂しさに夕
夜の帳が降りる刹那
鈴がりんと一つ鳴る

正しい言葉が呪いに見えるのは
間違っているの?
正しい言葉が呪いに見えるの

侘しさに夕

侘しさに夕
夏の果て秋はすっと咲いて
波が季節を攫って
寂しさに夕
夜の帳が降りる前に
心を暖めて、夕

6.11月28日

7、雪崩
泣いてないで
映るこの青を描いて
裂いて空いて
見えなくなってしまう前に

つまらない世界の色が綻びて
染まるは雪
空より花の散りくるはまるで春
冬が透けていく

泣いてないで
紡がれる色を描いて
早く、ねえ早く
見えなくなる前に早く
透けて無くなってしまう前に

熱を裂いて散った白梅のような花弁が舞っていく
烈をしまった世界に
目の前の彩すら霧になっていく
記憶の雪がほどける前に紡いでいって
繋いで描いて
朝ぼらけ、
月と見紛う雪がこの情景を染めてしまう前に

8.白息
色が消えた世界が
私を優しく抱いて
白く染まる視界が
形を優しく殺していく

殺していく

言葉のあたたかさを
優しさの冷たさを
言葉のあたたかさを
美しさの醜さを

不甲斐ない僕ら飛び越えて
焦り出す雲に背を向けて
呑まれる前に僕ら夜のその向こうへ
拙い線を手に取って
空の真ん中に絵を描いて
夜明けすら塗り替えて息をしよう


まだ覚めないで
まだ冷めないで

色が消えた世界が
形を優しく壊して
白く染まる視界が
私を優しく殺していく

9、春嵐
桜が空に散らふ
名残には波が立つ
貴方は今日も描く
春風の片隅で
風光る並木越し
花の香が頬を撫でる
僕の眼に映る
貴方の髪が揺れる

にわかに貴方は筆先を止めて
春を背に桜のように散る

吹かせ花、春嵐
筆の先に淡く滲む
原風景のように映る
生きることすら忘れる
うつろふ花、舞うままに
雲すら飛ばしてしまえ
僕と貴方だけの絵画
まるで春の夢のよう

瞼がやおら開く
名残るにはまだ早く
僕は貴方を描く
夏影の片隅で
馳せ違う花弁越し
佇む貴方を見る
僕の眼に沈む
貴方の顔も見えず

頭の中舞う貴方の輪郭が
桜の花吹雪のように散る

ひさかたの雨咲けば
貴方は波に消える
光のどけき春か
遠く惑う花は散った
川辺へと向かっていく
僕は動けないまま立っている
貴方を止める為の言葉を
春と共に飲んだ

川へと飛ぶ貴方の姿はきっと
桜が散るように綺麗だろう

咲かせまだ、桜舞
胸の中の春が滲む
吹き飛ばせ雲、春嵐
生きることすら忘れる
うつろふ花、夏が立ち
春さえ飛ばしてしまう
僕と貴方だけの絵画
まだ、春の夢に酔う

10、6月13日

11、散華
遥か遠く、空が唸る
先が見えない程の
雨に打たれ、下を向いて
もう戻れないまま

誰も探さないでいて
もう放っておいていて
誰か、誰か、抱きしめて

雨になって
風になって
雲の先も見えずに
街を飲んで
頬を伝って
世界が今終わる

探さないで、放っておいて。
泣いてないで、笑って生きていて。
ああ、嫌だ

探して、見つけて、忘れないで
瞼をあたためて溶かして
心ごと雨で流して
雷に打たれてしまいたい
濁る水は花の影も映さず
雨は降りしきる
抱きしめて、抱きしめて
誰か、そばにいて

春は遠く、空が唸る
足も見えない程の
雨に打たれ、今を置いて
もう戻れないのね

雨になって
風になって
雲の先も見えずに
街を飲んで
頬を伝って
世界が今終わる

12、別れ

13、グッド・バイ
貴方のいる世界で
見えない足元
壁にでもぶつけ
不自由さに生を感じていろよ

金くらい返しに来てから逝けよ

グッド・バイ
あのころの想い出よ
ずっと咲いてる訳もないが
散らぬと信じてた花よ
この狭い部屋の中
でたらめな歌で踊ろう
僕ら未完成でいよう
あんたが続きを描いてよ
グッド・バイ

貴方のいる世界で
飲めないお酒に
果てのない悔いに
死ぬんじゃなかったと気づいてしまえ

金くらい貸すから返しに来てよ

脳みそ溶かせ!
難しいことは考えないで
泣いてしまえたら楽だったんだろう
脳みそ溶かせ!
酒も涙も溶かせ!溶かせ!
人生なんかはどうでもいいよ
まだ一緒に歌おう
僕ら未完成でいよう
あんたが続きを描いてよ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

芸術ぎらいアルバム 歌詞

MV投稿作品の他に

海は茜
ア、
白息
グッド・バイ

の歌詞をのせています

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投稿日:2024/10/27 00:56:13

文字数:3,739文字

カテゴリ:歌詞

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