(カオルに手をひかれ、皆、元のようにテーブルにつく 魔女はひとりで席につく)

カオル「このあと、ケイの両親から手紙を渡された。ケイから私に宛てた手紙だった。怖かった。初めて出来た友達から、初めて出来た親友から、何を、言われるのかと思って、怖くて、涙が滲んだ。・・それでも、全部私がやったことだから、受け入れなければいけないと思った。どんな罵りも、非難も、ケイの最後の言葉なんだから、聞かなければいけないと思った。そう、思って・・・手紙を開いた・・のに、そこには・・・・・・・うう」
魔女「カオル、大丈夫?」
カオル「(頷く)大丈夫。そこには・・・・・・ごめんなさい、って、書かれてた。ケイ、は、最後、まで、私のこと・・思ってくれて・・たのに、わ、たし、私、は、自分が、傷付くとか、怖い、とか、そんなことしか、・・最初から、最後まで、自分のことだけしか・・。なんて・・・みにくい。今更、そんなことに気付いて。こんなに、私が存在してることに、絶望したことは、無かった。世界が真っ暗になるような気がした。もう・・どうすればいいのか、わからなかった。気が付くと、私は落っこちていた」
魔女「・・・・・・」
(全員、それぞれのタイミングで食事を口に運ぶ すごく不味そうな顔をして、神妙に食事をやめる 鶏だけは、皆が食べるのを不安そうに眺め、やたら警戒して一口食べ、不味そうながらも、まあいいか、というように食事を続ける)
カオル「すごく・・関係無い事聞いていいかな」
犬「何ですかな」
カオル「これ・・作ったの誰だっけ」
かかし「・・俺だな」
カオル「・・・・・何、作ったの?」
かかし「ハンバーグ」
カオル「・・・・・・・・はんばーぐ?」
魔女「ハンバーグだったの?これ」
かかし「んだよ、何か文句あんのか!」
狐「文句しかないよ」
かかし「あぁぁ!?」
狐「バニラと薄荷の味がする肉ってなんだよ。既に肉じゃねーよ。これ完全にハンバーグの分類から外れてるだろ。つーか料理でもねーよ。もう凶器だろ」
鶏「だから言ったんですよ。いいんですか?って」
犬「そんなことを仰ってたんですか?」
鶏「ええ。かかしさんが一人で厨房に立つと言うから、いいんですか?って」
狐「そういう意味かよ!!?」
鶏「いつもは私が傍で気をつけているので、そこまで酷いものにはならないんですけど・・まあ、毒にならなかったら上等だと、思いますよ」
かかし「てめー、どういう意味だこら」
鶏「朝鮮朝顔はれっきとした毒薬ですからね。かつては麻酔としても使用されていたようですが、強毒過ぎて現在では使用されていないんですよ」
犬「い・・いれようとしたことが?」
鶏「あえてどれに、とは言わないでおきましょう」
魔女「かかしはもうキッチンに立っちゃだめえ!!」
かかし「はあ!?そこまで言うことか!?」
狐「さんせー!僕まだ死にたくない!」
犬「賛成ですな」
鶏「かかしさん一人での調理は・・ちょっと・・ご遠慮いただきたいですね」
かかし「てめっ・・」
魔女「全会一致だね。危険すぎる。かかしは調理当番から外すよ。異議ある!?」
鶏・犬・狐・カオル「異議なし!」
魔女「よし決定」
かかし「てめーら・・・覚えてやがれ」
狐「かかしもね。厨房に近づいたら力づくでも引っ張り出すから覚えてなね」
かかし「おう。てめー、言うようになったじゃねーか」
鶏「さすがにそうなったら、私も調理をお手伝いしますから大丈夫ですよ」
かかし「お前・・俺の味方はどこにもいねーのかよ」
魔女「この件に関しては諦めたほうがいいと思うな」
犬「さすがにこれは・・ちょっと・・フォローのしようもありませんからねえ」
かかし「おー、わかった。俺に喧嘩売ってんだな。表出ろや。残らず買ってやらあ」
狐「表ってどこだよ」
かかし「うるせー!ぐだぐだ言ってんじゃねえ!」
カオル「くすくす。ごめん。なんかお腹いっぱいになっちゃった。部屋に戻るね」
犬「え・・ああ、はい。お大事に」
カオル「みんなもね」(お皿を持って退場)
狐「ほら、かかしがあんなもん作るから」
かかし「俺のせいかよ」
狐「かかしのせいじゃなかったら、他の誰のせいになるのさ」
鶏「お一人に、なりたかったのかもしれませんね」
狐「あ・・・」
魔女「まあ、あんな話、したあとだもんね」
犬「カオル嬢は、これからどうするのでしょうな」
狐「それはカオルが決めることだよ」
かかし「お前も、支えてやるんだよな」
狐「も、もちろんだよ!何、僕だけ仲間はずれにする気じゃないよね?」
かかし「別に」
鶏「良かった。安心しました」
魔女「どちらにしても、私はもう一度、カオルに聞かなきゃいけない。皆も、来る?」
狐「行ってもいいの?」
鶏「是非」
かかし「俺は、見届ける」
犬「ワタクシはいつだって、美しいお嬢さん方の味方ですからな」
魔女「くす。わかった」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

あなたはだれ 4-3

物語がクライマックスになってきました!
どうなるんでしょう!?
え・・知らない←

あ、あと地味に前のところにも訂正が入ってます。
まだ誤字というか、誤表示?に気づいて無かったり、訂正してない箇所があるので、また変わるかも。。変わらないかも(ぇ

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閲覧数:132

投稿日:2011/04/18 07:02:44

文字数:2,016文字

カテゴリ:その他

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